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● 青川峡山歩記。(平成12年5月24日)

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・地図でも探せない秘境!?
三重県の北勢町、三岐鉄道「伊勢治田駅」付近から山に向かって約10分。林道の入り口に到着。
管理車道の脇まではシーズン土日はテントがたくさん並ぶそうです。私のナビ用電子地図にも川の情報は入っていませんでした。
そのためか「知るひとぞ知る」という感じで、山歩き用の道に入ると一気に俗っぽさがなくなります。
平日だからでしょうが、1日で3人(皆さん山登り)に遭っただけでした。
途中から登山道をはずれ沢登りを開始。「釣りをする人しか来れないなぁ」と暑いながらも
ウェダーに感謝。

・行程
よく岩が崩れるそうで、登山道入り口(バーベキュー客の多いところ)の約100m手前に封鎖柵がありました。ここに自動車を止め、リュックにビールをつめてスタートです。
登山道入り口から一人幅の小径(片知の最下堰堤への小径の様)になり、もうドキドキものでした。
すぐに最初の堰堤(後述、最後の堰堤)を超えて丸太橋。
幅3m程度の小川をわたり、川沿いの小径へ。
所々に滝の落ち込みや淵がありJRさんが竿を振るも反応なし。
第二堰堤のおちこみへ。
ここでしばらくミミズでがんばってみましたが、やはり反応なし。
ここをスイッチバックよろしく上に超え、また小川に。(ここでジッポを遺失。)
この堰堤プールの上250mの範囲が絶景というか急に広い場所に出ます。周りがよく見渡せ、
緑に囲まれて、ああ休日。この中央でお昼の宴会です。
川の水でウィンナーを茹で、いわしの蒲焼缶で一杯。
気が付けばJR氏はペットボトルに入れ替えてきた,「松竹梅」をぐびぐび。
ここをベースとし、荷物を置いて本格的な渓流に臨みました。

・手ごわい相手(みえなーい)
今回フライはお預けで「みみず」を携えて望みましたが、皆様の予想通り、姿すら見せてくれませんでした。 とにかく写真集に出てきそうな「渓流」で、釣りもさることながら「ほー」とか「うわー」とか
いいながらビール片手に歩き回ったという感じでした。
所々に深みはありますが、流れ込みなので底を見ることもままならず、次回は水中CCDでも
用意せねば(半分本気)様子がわかりません。
水中の生き物は「おたまじゃくし」「蛙」。その他カラス、不明な鳴き声、シマヘビ(私は見てません。)。
影が暗くなってきたのでそろそろ帰ろうと、もときた道を戻りながら「さっきこの辺でライター
落としたんですよねー。」と探していると、JR氏の「アッター!」と叫ぶ声。
道の真中に岩で囲んで置いてあったそうです。
本日会った3人のうちどなたかがマークしてくれたようです。
自然の好きな人はいい人ばっかりですね。

・執念

楽しかったですが、魚の姿が少しなりと見れれば「このやろー、今度こそは」なんて次へのバネに
できるのですが、少し元気がありませんでした。ところが、「行き」はこれから上る先のことで頭が一杯で気がつきませんでしたが、最後の堰堤のうえから落ち込みを見るとかなり大きなプールになっています。そこに落ち葉が浮いて直径3m弱の「蓋」の様にグルグル回っていました。うーん、居りそう。
急いでプールの近くまで寄ってみると、なんと、
蓋とそばの岩のあたりに「魚」がいるではありませんか!
10cm程度の「あぶらはや」と思い、こりゃーつれるでーと先ずJR氏。フライを投げ込みましたところ寄って来るわよって来るは。でも喰わない。
「じゃあ、ミミズ」・・・喰わない!
「あぶらはや」がミミズを喰わないなんて見たことも聞いたことも無い!おかしい。
と、蓋の下に隠れながらちょろちょろ見えるその魚の側面は、「紛れも無く縦じま。」
「あぶらはや」ではありませんでした。

「あぶらはや」専門の私が言うのですから間違いない。
釣ってないからわからないけど・・・。

こうしていいかげんな記憶の産物である「幻の縦じま小魚」に未練だらだらで
青川峡を後にしたのであります。

・編集後記
ここは以前(何年前かな)JRさんが28cm、友人が32cmのアマゴを釣った実績があるところだそうです。
今回の感想は「居らんはず無いけどなー」というのが本音です。実際帰り際に「魚」がいたので
少し安心し、「どうしたら増えるのかなぁ」と真剣に考えたりしました。(教育番組みたい。)

秘密を言うと、撤収で車で着替えているとき地元のおじさんが通って一言、「滋賀県側にいかなあかすきゃー」と言う内容を三重弁で言ってました。

おじさん、朝会いたかったですね。

L-WEST
岩井重人
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